糖尿病とメタボリックシンドローム
糖尿病とその関連疾患の増加は世界的問題です。日本でも予備軍を含めた患者数は1,500万人以上と云われ、その多くはメタボリックシンドロームを合併しやすい事がわかってきました。(図1、2)
糖尿病やメタボリックシンドロームでは、脂肪細胞の変化によってもたらされるインシュリン抵抗性やインスリン分泌の遅延過剰分泌による食後高血糖、さらには内臓肥満から起こる血管障害など様々な原因によって動脈硬化が発生します。
(図3、4、5、6)
日本人男性の2人に1人がメタボリックシンドロームと云われ(女性では5人に1人)ており、心疾患や脳血管障害の危険性が高いと考えられています。(図7)
時々体重と腹囲をチェックして、十分な運動とバランスのとれた食生活をすることがメタボリックシンドロームの予防と治療につながります。